【大富豪の親に手を出すな】48話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 夫の危機を利用して屋敷に侵入した梨沙と弘樹は、見せかけの善意で雅子に取り入ろうとしましたが、冷たく拒絶されました。
- 追い詰められた梨沙は開き直り、「優しいフリした悪魔だとネットで暴露してやる」と、雅子を逆に脅迫し始めます。
- 梨沙は、その脅迫を実行するため、再びスマートフォンを取り出し、ライブ配信を開始しようとしました。
- 物語は、暴力ではなく「情報」を使った、新たな戦いの局面へと突入していました。
【大富豪の親に手を出すな】第48話をネタバレありでわかりやすく解説する
梨沙が再び手にした、ライブ配信という現代の凶器。彼女は、自らを「か弱き被害者」、雅子を「強欲な悪魔」に仕立て上げ、世論を味方につけようとします。しかし、そこに現れた娘・美咲の、あまりにも冷静で、あまりにも華麗な反撃が、悪魔たちの最後の悪あがきを、完璧に打ち砕くのでした。
狂気の論理と歪んだ正義
「私と主人に暴力を振るったのはあんたたちでしょ。それなのに私が悪魔だって?」
雅子の当然の問いに、梨沙は狂気の論理で返します。
「そうでしょう。金持ちが貧乏人を助けるのは当然じゃない」
「そんな大金の請求、明らかな嫌がらせだ」
自分たちの罪を棚に上げ、賠償金請求を「金持ちによる貧乏いじめ」だとすり替え、配信の視聴者に同情を誘おうとする梨沙と弘樹。その時、騒ぎを聞きつけた娘・美咲が部屋に入ってきました。
救世主・美咲の登場と配信ジャック
「あんたたち、なぜここに?また何かするつもり?」
美咲の登場に、梨沙は新たな獲物を見つけたとばかりに、カメラの矛先を彼女に向けます。
「みんな見て。この女が湯本家の娘!私たちから金を巻き上げようとしている張本人よ!」
しかし、美咲はカメラを向けられても一切動じません。
「脅しなんか通用しないわ」
そして、彼女は誰もが予想しなかった、あまりにも鮮やかなカウンター攻撃を仕掛けます。
「配信がしたいならいいわ。私があなたの正体を暴いてあげる」
美咲は、梨沙の手からスマートフォンを奪い取ると、そのカメラを梨沙と弘樹に向け返したのです!
全世界への真実の告発
突然の配信ジャックに、梨沙と弘樹は呆然とします。その二人にカメラを向けたまま、美咲は、全世界の視聴者に向かって、冷静に、そしてはっきりと真実を告発し始めました。
「皆さん騙されないで。この女、私の両親を勤務中に暴力を振るった挙げ句、父を重体に追い込んだ張本人です。私のは正当な損害賠償請求よ」
梨沙が作り上げた「偽りの物語」は、美咲のたった一言で、完全に崩れ去りました。
無様な退場と消えない憎悪
「黙れ。このブス黙れ」
もはや梨沙の口から出るのは、意味をなさない罵詈雑言だけ。形勢が完全に逆転したことを悟った美咲は、家政婦のめぐみに目配せし、二人を追い出すよう指示します。
「お引き取りください」
「やめろ!」
家政婦によって、無様に玄関から追い出される二人。その背中に向かって、梨沙は最後の、そして最も醜い呪いの言葉を吐き捨てました。
「湯本家め…私がこんな目に遭ってるのに。あんた達だけ幸せになんて絶対にさせない」
【大富豪の親に手を出すな】48話を読んだ感想(ネタバレあり)
美咲さん、かっこよすぎる…!
今回の48話、美咲さんの華麗なる逆転劇には、心の底からしびれました!梨沙がまたライブ配信を始めた時は、「この状況でまだやるか!」と呆れましたが、まさかそれを逆手に取られるとは。
梨沙の「金持ちが貧乏人を助けるのは当然」という理屈も、すごいですよね。ついこの間まで、自分こそが選ばれた人間で、貧乏人を見下していたのに、自分がその「貧乏人」の立場になった途端、手のひらを返す。彼女の価値観がいかに自分本位で、薄っぺらいものだったかがよく分かります。
そして、美咲さんのカウンター。カメラを向けられても一切動じず、逆にそれを利用して真実を告発するなんて、天才すぎます。暴力には暴力で、情報戦には情報戦で。相手の土俵で、相手を完膚なきまでに叩きのめす。これぞ湯本家の血筋、という感じがして、最高のスカッとシーンでした。
最後の梨沙の捨て台詞も、彼女のキャラクターを象徴していますね。最後の最後まで、自分の非を認めず、他人を呪う。彼女の物語は、これで終わりでしょう。あまりにも無様で、哀れな悪役の末路でした。
【大富豪の親に手を出すな】48話のネタバレまとめ
- 梨沙は、雅子を「弱者をいじめる悪魔」に仕立て上げるため、再びライブ配信を開始する。
- そこに現れた娘・美咲に、梨沙はカメラの矛先を向け、彼女を「金銭を巻き上げようとする張本人」だと罵る。
- しかし、美咲は一切動じず、梨沙からスマートフォンを奪い取るという、まさかのカウンター攻撃を仕掛ける。
- 美咲は、カメラを梨沙たちに向け返し、全世界の視聴者に向けて、彼らこそが暴行事件の犯人であるという真実を告発する。
- 形勢は完全に逆転し、嘘を暴かれた梨沙と弘樹は、家政婦によって屋敷から無様に追い出される。
- 追い出された後も、梨沙は「絶対に幸せにさせない」と、醜い呪いの言葉を吐き捨てる。
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