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【大富豪の親に手を出すな】49話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 梨沙は、ライブ配信で雅子を貶めようとしましたが、駆けつけた娘・美咲にスマートフォンを奪われ、逆に自分たちの悪事を全世界に暴露されてしまいました。
  • 形勢は完全に逆転し、嘘を暴かれた梨沙と弘樹は、家政婦によって屋敷から無様に追い出されます。
  • 追い出された後も、梨沙は「絶対に幸せにさせない」と、醜い呪いの言葉を吐き捨てていました。

【大富豪の親に手を出すな】第49話をネタバレありでわかりやすく解説する

すべての悪事が暴かれ、社会的に完全に抹殺された梨沙と弘樹。物語はこれで終わりかと思われました。しかし、梨沙の憎悪の炎は、まだ消えてはいませんでした。彼女は、あまりにも大胆で、あまりにも危険な最後の犯罪計画を実行に移します。それは、すべての元凶である雅子本人を、白昼堂々、誘拐するというものでした。

嵐の前の静けさ、偽りの家政婦

湯本家の縁側で、雅子と昭一は、穏やかな午後の日差しを浴びていました。

「昭一さん。今日は本当にいいお天気でいいわね」

地獄のような旅行から一転、ようやく訪れた平穏な時間。しかし、その背後から、静かに悪魔の影が忍び寄ります。

「お待たせいたしました」

お茶とお菓子を運んできたのは、家政婦の格好をし、風邪を装ってマスクで顔を隠した梨沙でした。雅子は、声に違和感を覚えながらも、それがいつもの家政婦・めぐみだと信じて疑いません。

忍び寄る魔の手と睡眠薬

「体調が悪いの?」

雅子の問いに、「ええ奥様、少々風邪気味でして」と、梨沙はか細い声で答えます。雅子は、そのお茶を何の疑いもなく口にしてしまいました。

その直後、弘樹が車椅子を持って現れます。時すでに遅し。雅子の体から力が抜け、彼女はその場に意識を失いました。お茶には、強力な睡眠薬が盛られていたのです。

「おやすみ奥様」

梨沙の冷たい声が、静かな縁側に響きました。

夫の悲痛な叫びと悪魔の脅迫

その異変を、認知症の夫・昭一は、本能で感じ取りました。愛する妻が危険に晒されている。彼は、助けを呼ぼうと、言葉にならない声で必死に叫びます。

しかし、その悲痛な叫びは、梨沙の無慈悲な脅迫によってかき消されました。

「静かにしろ。この役立たず。さもないとお前の妻を殺す」

その言葉に、昭一は恐怖で身を固くするしかありませんでした。

実行される誘拐と最後の障害

梨沙と弘樹は、ぐったりと意識を失った雅子を車椅子に乗せ、その場から連れ去ろうとします。白昼堂々の、大富豪夫人誘拐。前代未聞の犯罪は、成功するかに見えました。

しかし、その時。

「ちょっとどこへ行くの?」

背後から声をかけたのは、買い物から帰ってきた、本物の家政婦・めぐみでした。二人の悪魔の前に、最後の障害が立ちはだかります。

【大富豪の親に手を出すな】49話を読んだ感想(ネタバレあり)

嘘でしょ…!?

今回の49話、冒頭の穏やかなシーンからの、まさかの誘拐展開に、心臓が止まるかと思いました。もう梨沙たちの出番は終わりだと思っていたのに、まさかこんな最悪の形で再登場するなんて…。

家政婦に変装して屋敷に忍び込むという、その大胆さと計画性には、もはや恐怖しかありません。彼女の雅子様への執着心と憎悪は、私たちの想像を遥かに超えるレベルに達しているようです。

そして、昭一様のシーン。認知症を患っていても、愛する妻の危機を察知して、必死に助けを呼ぼうとする姿には、涙が出ました。彼の深い愛情と、それを脅迫で黙らせる梨沙の非道さとの対比が、あまりにも辛かったです。

最後の、本物のめぐみさんの登場!彼女がこの後どうなってしまうのか、そして梨沙たちはこのまま雅子様を連れ去ってしまうのか。物語は最終章に入ったかと思いきや、ここに来て最大のピンチが訪れました。ハラハラしすぎて、次回の配信まで心臓が持ちそうにありません!

【大富豪の親に手を出すな】49話のネタバレまとめ

  • すべてを失った梨沙は、雅子を誘拐するという、最後の犯罪計画を実行する。
  • 梨沙は家政婦に変装して湯本家に潜入し、雅子が飲むお茶に強力な睡眠薬を盛る。
  • 雅子が意識を失うと、異変を察知して叫ぶ夫・昭一を「妻を殺す」と脅迫して黙らせる。
  • 梨沙と弘樹が、意識のない雅子を車椅子に乗せて連れ去ろうとしたその時、本物の家政婦・めぐみが現れ、二人を呼び止める。
  • 物語は、雅子誘拐という、前代未聞の最悪の事態へと突入する。

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ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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