【大富豪の親に手を出すな】51話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 梨沙は、本物の家政婦・めぐみを「自分は新人メイドだ」という巧妙な嘘で騙し、その場を切り抜けようとしました。
- 認知症の夫・昭一は、妻の危機を必死に叫んで伝えようとしましたが、そのSOSは誰にも届きませんでした。
- そこに現れた娘・美咲は、「新しいメイド」という話に即座に疑念を抱きます。
- 美咲は、父のただならぬ様子から母が誘拐されたという最悪の事態を察知し、兄たちに緊急連絡を入れるよう指示。湯本家の総力を挙げた救出作戦が開始されました。
【大富豪の親に手を出すな】第51話をネタバレありでわかりやすく解説する
母、誘拐さる――。その一報は、湯本家に絶対的な権力者としての、もう一つの顔を発動させました。スナイパーまで動員される大規模な救出作純が始まる一方、囚われの身となった雅子を待っていたのは、すべてを失った悪魔による、あまりにも残酷な復讐の儀式でした。
動き出す湯本家、絶対的権力
「どうした?」
家政婦・めぐみからの電話に出た隼人の顔が、次の瞬間、凍りつきます。
「なんだと…分かった」
電話を切った隼人は、別人のように冷徹な表情で、秘書の佐久間に向かって命令を下しました。
「母が拉致された!十分以内に探し出せ!」
「全てのSPを集めろ。あと、スナイパーの手配もだ」
それは、単なる捜索願いではありません。湯本グループが持つ、国家レベルとも言える強大な力を、家族のために総動員するという、絶対的な決意表明でした。
犯人からの挑戦状
SPたちが総動員され、雅子の位置特定が進む中、隼人の部下である佐久間の携帯に、犯人からのメッセージが届きます。送り主は、片瀬梨沙。
「お母様は私が預かった。今すぐ会いに来て」
それは、身代金を要求する脅迫ではなく、隼人個人に向けられた、あまりにも不遜な挑戦状でした。
寂れた倉庫、絶望的な目覚め
海辺の寂れた倉庫。拘束された雅子が意識を取り戻すと、目の前には拳銃を構えた弘樹が立っていました。
「クソババア。やっと目覚めたか」
雅子は、自分が置かれた絶望的な状況を瞬時に理解します。
逆恨みの果て、死の宣告
「何が目的なの?」
雅子の問いに答えたのは、パイプ椅子に腰掛け、メイド服姿のままの梨沙でした。
「何が?私はもう何もかも失ったんだよ。家も金も全部失った」
梨沙は、ゆっくりと立ち上がると、すべての元凶はお前だとばかりに、雅子を指さし、鬼の形相で叫びます。
「**お前のせいだ!**じゃあ、私が何を望むか…」
その言葉と同時に、弘樹がカチャリ、と拳銃のセーフティを解除する音が、倉庫に響き渡りました。
「簡単に死なせてやるつもりなんて」
「やめて。お願い、落ち着いて」
雅子の必死の説得を、梨沙は鼻で笑います。
「へえ。あの湯本夫人も死ぬのが怖いんだ。あーでも、残念。私、そんなに甘くないもん。簡単に死なせてやるつもりなんて」
その言葉は、単なる殺害予告ではありませんでした。これから雅子に、想像を絶する苦しみを与えるという、サディスティックな復讐の始まりを告げる、悪魔の宣告だったのです。
【大富豪の親に手を出すな】51話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の51話、物語が最終決戦へと一気に加速し、息をするのも忘れるほどの緊張感でした!隼人さんの「スナイパーの手配もだ」というセリフには、鳥肌が立ちましたね。これまでは会社の会長としてのクレバーな面が強調されてきましたが、ここにきて、家族を守るためには手段を選ばない、マフィアのボスのような恐ろしさと頼もしさを見せてくれました。
一方、梨沙と弘樹の狂気も、ついに頂点に達しました。拳銃まで持ち出して、もはや完全な犯罪者です。特に、梨沙の「お前のせいだ!」という逆恨みには、彼女が最後の最後まで、一切反省することのない、救いようのない悪役なのだということが、改めて示されました。
そして、最後の「簡単に死なせてやるつもりなんて」というセリフ。これは怖い!単に殺すのではなく、これから雅子様をいたぶり抜くつもりだということです。一体、彼女は何をするつもりなのでしょうか。隼人さんたちの救出が間に合うのか。これ以上ないほどのクリフハンガーで、次週が待ちきれません!
【大富豪の親に手を出すな】51話のネタバレまとめ
- 母の誘拐を知った隼人は、SPやスナイパーまでも動員し、湯本家の総力を挙げた大規模な救出作戦を開始する。
- 犯人である梨沙から、「母を預かった。会いに来て」という、隼人を挑発するようなメッセージが届く。
- 雅子は、海辺の倉庫で目を覚ます。そこには、拳銃を構えた弘樹と、復讐心に燃える梨沙がいた。
- 梨沙は、すべてを失ったのは雅子のせいだと逆恨みし、弘樹は拳銃のセーフティを解除。殺意を明確にする。
- 梨沙は、雅子に対し「簡単に死なせてやるつもりはない」と、これから始まる残酷な復讐を予告する。
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