【ある継母のメルヘン】13話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- シュリーは、叔父叔母(ルクレツィアとヴァレンティノ)の屋敷乗っ取り計画を暴露し、真っ向から対決した
- 逆上したルクレツィアに平手打ちされるが、シュリーは毅然と平手打ちをやり返して反撃した
- 子供たちがシュリーの味方につき、特に長男ジェレミーが初めて彼女を「母上」と呼んで支持したことが決定打となる
- 家族の絆を力に、シュリーは叔父叔母を屋敷から完全に追放することに成功した
【ある継母のメルヘン】第13話をネタバレありでわかりやすく解説する
屋敷から追放されたルクレツィアとヴァレンティノの哀れな末路と、まだ懲りないルクレツィアの次なる企みとは。一方、ノイヴァンシュタイン家では、嵐の後の穏やかな日常が戻りつつありました。しかし、その平和な日々の背後では、新たな監視の目が静かに光り始めていたのです。
追放された叔父叔母、醜い責任のなすりつけ合い
暗い顔で馬車に揺られるルクレツィアとヴァレンティノ。ルクレツィアの脳裏には、計画の前に長兄ミュラーから受けた忠告が蘇ります。「シュリーに協力的な姿勢を見せ、時間をかけて事を運ぶべきだ」という兄の言葉を聞き入れなかった自分自身への苛立ちが募ります。
その時、隣に座っていたヴァレンティноが「これからどうしてくれるんだ!」と頭を抱えて叫びました。彼はルクレツィアの計画を信じ、大金をつぎ込んでいたのです。ここから、醜い責任のなすりつけ合いが始まりました。
「悪い噂を社交界に流す前に計画がバレたのは、お前のせいだ!」 「そもそも、お前の作戦が杜撰だったんじゃないか!」
口論の末、ルクレツィアは冷たく言い放ち、なんと**ヴァレンティノを真夜中の道端で馬車から追い出してしまいます。**去り際の彼女の瞳には、まだ何も諦めていない、次なる陰謀の炎が静かに燃えていました。
ドンチャン騒ぎ!嵐の後の穏やかな日常
その頃、ノイヴァンシュタイン家では、シュリーが執事長ロベルトと侍女長グウェンと共に、陰謀に加担した使用人たちの解雇など、後処理を進めていました。 静かな執務室に、突然ドタバタと大きな音が響き渡ります。
「ママ〜!」 双子の弟レオンが、兄エリアスに追いかけられながら泣きついてきました。原因は、レオンのお菓子をエリアスがつまみ食いしたという、なんとも子供らしい喧嘩です。
そこへ、今度は長男ジェレミーが「俺の剣を勝手に触ったな!」とエリアスを怒鳴りつけにやって来ます。実は真犯人は姉のレイチェルなのですが、彼女は知らんぷりを決め込み、「みんな喧嘩してますわ」とシュリーに告げ口。あっという間に、子供たちのドンチャン騒ぎが始まりました。
この賑やかで混沌とした光景を、ロベルトとグウェンは困ったように、しかしどこか温かい眼差しで見守るのでした。それは、屋敷にようやく訪れた、家族の穏やかな日常の証だったのです。
「お力になりたい」忠臣たちの誓い
子供たちが去った後、ロベルトとグウェンは二人きりで語り合っていました。 グウェンは、自身もこの屋敷で生まれ育ち、若くして侍女長になったことで周囲から陰口を叩かれた辛い過去を打ち明けます。だからこそ、若くして侯爵夫人という重責を背負ったシュリーの孤独や辛さが、痛いほど分かると言うのです。
「ずっと、あの方のお力になりたいと思っておりました」 グウェンの瞳には、シュリーへの深い敬愛と忠誠心が浮かんでいました。シュリーから「信頼している」と言ってもらえたことが、何よりも嬉しかったと語ります。
ロベルトもまた、シュリーに頼りにされたことを喜び、大人の過ちによって子供たちが傷つかずに済んだことに安堵していました。二人は、これからもシュリーを支え、この家を守っていくことを固く誓い合うのでした。
忍び寄る新たな影、謎の監視者
ノイヴァンシュタイン家に確かな絆が芽生え始めたその裏で、不穏な動きがありました。 美しいステンドグラスが輝く荘厳な場所で、一人の男が膝まずき、謎の人物に報告をしています。 「報告いたします。ノイヴァンシュタイン家の使用人が、多数解雇された模様です」
報告を受けた謎の人物は、静かに、しかし有無を言わせぬ威厳に満ちた声で命じました。 「引き続き、ノイヴァンシュタイン侯爵夫人の動きを逐一報告せよ。決して目を離すな」
シュリーを監視する、新たな影。その正体は一体誰なのか。叔父叔母の陰謀を退けたシュリーに、次なる脅威が静かに忍び寄っていました。
【ある継母のメルヘン】第13話を読んだ感想(ネタバレあり)
前回の激しいバトルとは打って変わって、今回は嵐の後の穏やかな日常と、登場人物たちの内面が描かれる、心温まる回でしたね。
ルクレツィアとヴァレンティノの仲間割れは、自業自得とはいえ見ていて滑稽でした。特にヴァレンティノの小物っぷりがすごい。ルクレツィアはまだ何か企んでいるようで油断ならないです。
子供たちのドンチャン騒ぎには思わず笑ってしまいました。お菓子や剣のことで喧嘩する姿は、年相応でとても微笑ましい。これをロベルトとグウェンが優しく見守っているのも良かったですね。
そして、ロベルトとグウェンの会話には感動しました。彼らがただの従者ではなく、心からシュリーを思い、支えようとしてくれていることが分かって、シュリーは一人じゃないんだと安心しました。
しかし、最後の最後で不穏な影が登場!一体誰がシュリーを監視しているのでしょうか。皇帝?ニュンベル公爵?それとも全く別の敵…?せっかく手に入れた穏やかな日常が、またしても脅かされるのかと思うと、ハラハラします!
【ある継母のメルヘン】第13話のネタバレまとめ
- 屋敷を追放されたルクレツィアとヴァレンティノは責任をなすりつけ合い、仲間割れした。ルクレツィアはまだ復讐を諦めていない様子だった
- シュリーは陰謀に加担した使用人たちを解雇し、屋敷の立て直しを始めた
- 子供たちは相変わらず喧嘩ばかりだが、その姿は家族の穏やかな日常を感じさせた
- 執事長ロベルトと侍女長グウェンは、シュリーへの忠誠を再確認し、これからも彼女を支えていくことを誓った
- しかしその裏で、何者かがシュリーの動向を監視するよう命じており、新たな脅威の存在が明らかになった
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