SNSで話題【白石家】4話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

3話では、陽葵たちが美咲の家が資産家であることを聞きつけ、廊下で待ち伏せをして嫌がらせを行いました。彼女たちは強引に美咲のバッグを奪い取り、その中から白石家の異常性を物語る不気味な瓶を発見します。怯えを見せながらも、莉子たちはさらに美咲の兄を紹介するよう執拗に迫り、彼女を絶望の淵へと追い詰めました。
【白石家】第4話をネタバレありでわかりやすく解説する
4話では、学校という社会の中で美咲がすがろうとした最後の糸が、あまりにも無慈悲に断ち切られる様子が描かれます。逃げ場を失った彼女の叫びは、冷徹な大人によってかき消されてしまいました。
偽りの友情と牙を剥く悪意
廊下で動けなくなった美咲に対し、莉子は優雅な仕草で近づき、彼女の顔を覗き込みます。莉子は「私はあなたのお兄ちゃんとお友達になりたいだけですの」と、丁寧な言葉遣いの中に毒を混ぜて囁きました。それは純粋な好奇心などではなく、美咲の大切なものをさらに踏みにじろうとする『支配欲』の表れに他なりません。
陽葵たちも莉子の言葉に同調し、逃げ出そうとする美咲の肩を掴んで壁に押し付けます。美咲は(これ以上、関わらないで)と心の中で悲鳴を上げますが、震える声で「兄は忙しいんです」と嘘をつくのが精一杯でした。彼女のささやかな抵抗は、イジメっ子たちの笑い声によって無惨に打ち砕かれてしまいます。
廊下に響く絶叫と裏切りの救済
絶体絶命の瞬間、美咲の視界に一人の人物が飛び込んできました。それは担任の山田先生でした。美咲は藁にもすがる思いで、「山田先生! 助けてください!」と声を振り絞って叫びます。しかし、振り向いた山田先生の表情には、教え子を案じる色は微塵もありませんでした。
山田先生は立ち止まりこそしたものの、腕時計に目をやりながら「本当に面倒ね」と吐き捨てるように呟きました。その姿は、目の前で苦しんでいる生徒の安全よりも、自分の勤務時間やスケジュールを優先する『無関心』の塊でした。美咲が必死に「彼女たちが、私のカバンの中に……」と、奪われた私物や受けた仕打ちを説明しようとしても、先生はその言葉を最後まで聞こうとはしません。
教育者という仮面の下にある冷酷
山田先生は、泣き出しそうな美咲を冷ややかな瞳で見つめながら、さらに残酷な言葉を重ねます。「いい加減にしなさい。学生同士は仲良くしなさい」と、まるで美咲にも責任があるかのように諭しました。さらに、イジメの被害を訴えることを『告げ口』と断じ、ここは幼稚園ではないのだからと彼女を突き放します。
この瞬間、美咲にとって学校はもはや学び舎ではなく、正義の存在しない『監獄』へと変わりました。莉子たちは先生の言葉を聞き、勝利を確信したような歪んだ笑みを浮かべます。美咲の背後で彼女を嘲笑う少女たちを尻目に、山田先生は一度も振り返ることなく廊下を去っていきました。
【白石家】4話を読んだ感想(ネタバレあり)
第4話の展開は、見ていて本当に胃が痛くなるような感覚に陥りました。1話から3話まで、美咲は家庭の異常さに怯えながらも、どこかで学校のシステムや大人の助けを期待していた部分があったのではないでしょうか。しかし、山田先生という存在がそれを見事に打ち砕く様子は、暴力そのものよりも深く、美咲の心を切り裂いたように感じます。
特に、先生が腕時計を気にする小さな仕草が、美咲という一人の人間の尊厳がどれほど軽く扱われているかを象徴していて、底知れない怒りを覚えました。イジメっ子たちの莉子が、先生の前でだけ淑女を演じる姿も不気味で、教室内での権力構造がどれほど盤石であるかを思い知らされます。美咲が「先生!」と叫ぶ最後のシーンでは、彼女の中にあった純粋な心が完全に死んでしまったのではないかと思わずにはいられませんでした。ここから彼女が、白石家の娘としての『本能』を覚醒させていくのか、目が離せません。
【白石家】4話のネタバレまとめ
- 莉子が美咲の兄である健一に対し、異常な執着を見せ、友達になりたいと強要する。
- 美咲は家族の正体が知れることを恐れ、必死に断るが聞き入れられない。
- 担任の山田先生に助けを求めるも、先生は自分の時間を優先し、美咲を『面倒』な存在として扱う。
- 山田先生はイジメの被害を「告げ口」と一蹴し、美咲に対して学生同士で仲良くするよう冷たく命じる。
- 大人の救いさえも絶たれた美咲は、絶望の中で一人廊下に取り残される。
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