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SNSで話題【白石家】7話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

6話では、人目に付かない女子トイレへと連れ込まれた美咲が、執着心の強い莉子たちから逃れられない屈辱を受ける様子が描かれました。莉子によって無理やり『ヌードモデル』としての撮影を強要され、美咲の心は修復不可能なほどに傷つけられてしまいました。

【白石家】第7話をネタバレありでわかりやすく解説する

7話では、極限まで追い詰められた美咲の悲痛な叫びと、莉子たちの悪意がさらに底なしの深みへと堕ちていく光景が映し出されます。学校という公共の場でありながら、そこには美咲を救う光は一切存在しませんでした。

閉ざされた個室に響く孤独な自問自答

冷たいタイルの床に座り込み、ボロボロになった制服のままで美咲は涙を流し続けます。彼女の頭の中では、(なんで見て見ぬふりをするの?)(なんで誰も私を助けてくれないの?)という言葉が何度も繰り返されていました。

これまで必死に耐えてきた美咲でしたが、学校の誰からも手を差し伸べられない絶望的な状況に、彼女の精神は限界を迎えていました。外の世界の物音さえも遠く感じられるほど、個室の中の空気は重く沈んでいます。美咲にとっての学校は、もはや恐怖が支配するだけの異空間となっていました。

突きつけられた写真と更なる屈辱

美咲が絶望に打ちひしがれる中、莉子は先ほど撮影したばかりのポラロイド写真を彼女の目の前に突きつけます。そこには、羞恥に震える美咲の惨めな姿がはっきりと写し出されていました。莉子はうっとりとした表情で「あら、綺麗に撮れましたわ」と、美咲の尊厳を嘲笑うかのように言葉をかけます。

歪んだ美意識が生む更なる暴力

陽葵もその写真を見て、美咲の苦痛に満ちた表情を冷酷に分析し始めます。彼女は「もう少しかわいそうな顔があったほうがいいかもしれないわね」と、まるで映画のディレクターのような口調で語りました。

美咲の人間としての感情を完全に無視し、自分たちの創作物の一部として扱う彼女たちの態度は、人としての境界線を完全に踏み越えています。莉子は、泣きじゃくる美咲の頭を撫でながら、まるで壊れた人形を慈しむような不気味な微笑みを浮かべていました。

絶望を弄ぶ『新しい遊び』の提案

莉子は、この絶望的な状況をさらに楽しむために、新たな残酷なゲームを思いつきます。彼女は「私、新しい遊びを思いついたの」と、無邪気さを装った恐ろしい表情で美咲に告げました。それは、逃げ場のない美咲の心をさらに踏みにじるための、あまりにも理不尽な内容でした。

靴下に託された残酷な二択

莉子は突然、美咲の足元に手を伸ばすと、彼女が履いていた片方の靴下を強引に脱ぎ捨てます。そして、その靴下をトイレの便器の中へと躊躇なく投げ入れました。汚水に浸かり、汚れていく靴下を指差しながら、莉子は冷徹な条件を提示します。

その条件とは、「この靴下。もし拾ってこれたら、さっき撮れた写真をお返ししてあげてもいいわよ」というものでした。大切なプライバシーが写った写真を取り戻すためには、自ら汚物の中に手を伸ばさなければならないという、究極の二択を突きつけたのです。陽葵は莉子の発想を『エクセレント』と絶賛し、美咲の反応を心待ちにして手を叩きました。

選択の余地を奪われた美咲の瞳

美咲は、投げ込まれた靴下と、莉子が持つ写真を交互に見つめ、激しい葛藤に襲われます。写真が他人の目に触れることだけは避けなければならないという恐怖が、彼女の冷静な判断力を奪い去っていました。美咲の瞳には、かつての知性は消え失せ、ただ『その写真、返してくれるの?』という縋るような懇願の色だけが浮かんでいました。

【白石家】7話を読んだ感想(ネタバレあり)

第7話の展開は、これまでのイジメの次元を遥かに超えた、精神的な『解体』が行われているようで、見ていて非常に息苦しくなりました。美咲が自分を救ってくれない世界に対して抱く(なんで誰も私を助けてくれないの?)という疑問は、現実の社会が抱える闇そのものを突いているように感じます。

特に莉子が提案した、靴下を拾えば写真を返すという『遊び』の内容には、人間の底知れない悪意を感じました。美咲に羞恥心を克服させるのではなく、さらなる屈辱を上書きさせることで完全に支配しようとする意図が見え隠れしています。しかし、美咲の瞳が徐々に焦点が定まらなくなり、異常な執着を見せ始めている様子には、彼女の中に眠る白石家の『狂気』が目覚めつつある予兆も感じられました。この極限状態を経て、美咲がどのような変貌を遂げるのか、恐怖と共に期待が高まるエピソードでした。

【白石家】7話のネタバレまとめ

  • 美咲はトイレの個室で、誰も助けてくれない世界への絶望に打ちひしがれる。
  • 莉子が撮影した美咲の屈辱的な写真を本人に見せつけ、その尊厳をさらに傷つける。
  • 陽葵は美咲の苦痛に満ちた表情を楽しみ、さらなる精神的追い込みを肯定する。
  • 莉子が『新しい遊び』として、美咲の靴下を便器の中に投げ捨てる。
  • 莉子は、便器の中の靴下を拾えば写真を返却するという非道な条件を提示する。
  • 写真を取り戻したい一心で、美咲は汚れた靴下を見つめながら正気を失いかける。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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