SNSで話題【白石家】10話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

9話では、美咲が教職員室を訪れ、ボロボロになった制服を山田先生に見せて助けを求めました。しかし、先生は加害者である莉子たちの成績や家庭環境を理由に彼女たちを盲信しており、逆に美咲に対して自省を促すという残酷な対応をとりました。
【白石家】第10話をネタバレありでわかりやすく解説する
第10話は、絶望の淵に立たされた美咲が教職員室を後にする場面から始まります。頼れる大人がいないことを痛感した彼女の前に、さらなる試練が待ち構えていました。
廊下で待ち構える悪意の再会
教職員室から出て廊下を歩く美咲は、曲がり角の陰に人影があることに気づきます。そこにいたのは、美咲が先生に助けを求めている間もずっと待ち伏せをしていた莉子、陽葵、美希子の三人でした。
美咲は(彼女たちが、なんでここにいるの?)(まさか、ずっと私を待ってたの?)と、終わりのない悪意に恐怖を感じます。莉子たちは、美咲が山田先生にどのような相談をしたのかを完全に把握しており、彼女の無駄な足掻きをあざ笑うために姿を現したのです。
繰り返される『悲劇』の記録
莉子たちは、美咲が先生に「ゴキブリを入れられた」「セクシー写真を撮られた」と泣きながら訴えていた姿を、滑稽な芝居でも見るかのように再現して嘲笑います。美希子は「やっぱ告げ口したんだ。やばいね」と、美咲の行動を冷淡に切り捨てました。
さらに莉子は、美咲を見つめながら「あなたって、本当に去年のあの子に似てる」と不気味な言葉を口にします。その人物の名前は『寺山美咲』と言いました。容姿や性格だけでなく、名前にまで「美咲」という共通点があることに、彼女たちは異常な執着を見せます。
昨年起こった凄惨な結末
莉子たちの口から語られたのは、寺山美咲という少女が辿ったあまりにも悲劇的な末路でした。彼女もまた、美咲と同じように莉子たちから激しいいじめを受け、最後には先生に泣きながら訴えていたそうです。
しかし、寺山美咲は最終的に絶望し、自宅で自ら命を絶ってしまいました。陽葵はその事件を思い出しながら、楽しそうに首を絞めるジェスチャーをして「あの事件は私たちの最高傑作よね」と笑い飛ばします。彼女たちにとって一人の人間の死は、自分たちの力を誇示するための『作品』に過ぎなかったのです。
美咲の中に芽生える静かな問いかけ
目の前で繰り広げられる非人間的な会話を聞き、美咲の瞳からは次第に涙が消えていきました。彼女は、目の前にいる少女たちが単なるいじめっ子ではなく、救いようのない本物の怪物であることを理解したようです。
美咲は震える体を押さえ、莉子たちをまっすぐに見据えると、「あなたたち、何がしたいの?」と静かに問いかけました。その声には、以前のような怯えではなく、底知れない冷たさと、この理不尽な状況を終わらせようとする強い意志が混じっていました。
【白石家】10話を読んだ感想(ネタバレあり)
第10話の内容は、これまでのエピソードの中でも最も衝撃的で、人間の本性の恐ろしさを感じさせるものでした。特に、過去にいじめで自殺した生徒のことを『傑作』と呼び、笑顔で当時の様子を再現する莉子たちの姿には、言葉を失うほどの強い嫌悪感を覚えました。彼女たちには良心というものが完全に欠落しており、美咲を同じ結末に追い込もうとしている意図が明確に伝わってきます。
しかし、ラストシーンでの美咲の問いかけには、これまでとは違う空気を感じました。1話から9話まで、彼女はずっと「被害者」として翻弄されてきましたが、今回の問いかけは白石家の一員としての『本能』が目覚めた瞬間のように見えます。家族が殺人鬼であるという異常な環境に身を置く彼女にとって、莉子たちの悪意はもはや滑稽なほど小さなものに映り始めているのかもしれません。これから美咲がどのような方法で、この『最高傑作』を作った少女たちに報復を開始するのか、期待と恐怖が止まりません。
【白石家】10話のネタバレまとめ
- 美咲が教職員室から出ると、莉子たちが廊下で待ち伏せをして彼女を嘲笑した。
- 莉子たちは美咲が先生に助けを求めた内容を全て把握しており、彼女の無力を強調した。
- 昨年、美咲と同じ境遇にいた『寺山美咲』という生徒が、いじめの末に自宅で自殺したことが判明した。
- 陽葵たちは過去の自殺事件を自分たちの『傑作』と呼び、全く反省の色を見せなかった。
- 美咲は絶望を超えた冷徹な表情で、莉子たちに「何がしたいのか」と正面から問いかけた。
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