tiktokでよく見る【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】正式名称『子供の命が絶え夫婦の幕が下りる』32話ネタバレ解説

31話では、明が全財産を手に入れ、勝利を確信してしおりを「情婦にしてやる」と侮辱しました。しかし、明が油断したその瞬間、千夏が「しおり、今!」と反撃の合図を送りました。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】第32話をネタバレありでわかりやすく解説する
しおりの鮮やかな反撃「最強の娘」
千夏の「しおり、今!」という叫び声が響き渡った瞬間、それまでか弱く人質に取られていたしおりが豹変します。
しおりは、自分を拘束していた明の腕を掴むと、鮮やかな体術で明を背負い投げし、床に叩きつけました。
さらに、ナイフを持って脅迫していたカイトに対しても、強烈な蹴りを浴びせ、一瞬にして二人を制圧します。
あっという間の出来事に、明とカイトは床に倒れたまま動くことができません。
明かされた千夏の切り札「世界最高の武術家」
その光景を、千夏は笑顔で拍手しながら眺めていました。
「よくやったわ。あのクズ男を懲らしめてやったわ」。
そして、千夏はこの逆転劇の真相を明かします。
「ここ数年、私はしおりに商売以外に格闘技も教えてきた」「世界最高の武術家を招いたほどよ」。
しおりは、母の言葉を引き継ぐように、倒れる3人を見下ろして宣言しました。
「お母さん以外なら、ここにいる誰でも倒せるわ」。
「あなたたち、本当に私たちを脅せると思っていたの?」。
千夏が17年間かけて娘に授けたのは、富や知識だけでなく、自らの身を守る「最強の力」でもあったのです。
醜い命乞いと責任転嫁
戦闘能力でも、財力でも、知力でも完全に敗北したことを悟った明は、即座にその場で土下座を始めます。
「俺が悪かった、悪かった!」「貪欲になるんじゃなかった」と、必死に命乞いをしました。
さらに、明は生き延びるため、長年の愛人であったはるなを指差します。
「こぼりはるなが俺を誘惑したんだ!」。
すべての罪をはるな一人になすりつけ、自分だけが助かろうとしたのです。はるなは「嘘よ!そんなこと!」と叫びますが、時すでに遅しでした。
息子の命乞いと最後の断罪
続いて、息子のカイトも千夏に泣きつきます。
「ママ!僕はあなたの息子です!」「あなたは20年以上僕を育ててくれました!」。
17年間育ててくれた千夏を「無能なババア」と罵倒していたにも関わらず、命が惜しくなると再び「ママ」と呼び、情に訴えかけました。
「これからはきっといい子になるって誓います!」。
しかし、その見苦しい命乞いを、しおりが冷たい一言で遮ります。
「遅すぎたわ」。
しおりは「牢獄で暮らす準備をしなさい」と言い放つと、警備員(KB)を呼び寄せました。
「KB!」「はい!」
明、はるな、カイトの3人は、「やめろ!」「離せ!」と最後までみっともなく抵抗しながら、警備員によって結婚式場から引きずり出されていきました。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】32話を読んだ感想(ネタバレあり)
「しおり、今!」からの大逆転劇は、まさに圧巻でした。しおりが実は最強の武術家だったという展開には、驚きと痛快さで鳥肌が立ちました。あれだけ威張り散らしていた明とカイトが、一瞬で投げ飛ばされ、蹴り倒されるシーンは、これ以上ないカタルシスを感じさせてくれます。
そして、その後の命乞いの醜さ。
明が即座に土下座し、「はるなが誘惑した」と責任転嫁する姿は、彼の小物っぷりと人間性のなさを完璧に表していました。
カイトもカイトで、千夏を「ママ」と呼び、「いい子になる」と泣きつく姿は、本当に愚かで滑稽です。
しおりの「遅すぎたわ」という一言は、彼らの罪に対する、何より重い判決でした。17年越しの復讐が、物理的な強さによっても証明された、見事な最終回でした。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】32話のネタバレまとめ
- 千夏の合図でしおりが豹変し、明とカイトを鮮やかな格闘術で制圧する。
- 千夏は、しおりに世界最高の武術家を招いて格闘技を習わせていたことを明かす。
- 追い詰められた明は土下座し、「はるなが誘惑したんだ」と全ての責任を転嫁する。
- カイトも千夏に「ママ!」「いい子になる」と泣きついて命乞いをする。
- しおりは「遅すぎたわ」と命乞いを一蹴し、警備員が3人を会場から連行し、復讐が完遂する。
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