tiktokでよく見る【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】正式名称『子供の命が絶え夫婦の幕が下りる』34話ネタバレ解説

33話では、しおりが古川グループの株を全て買い占めていたことを報告し、「内田グループ」の設立と「仲間グループ」との合併を発表しました。千夏は娘に感謝し引退を決意、ゲストたちが「世界一の富豪だ」と祝福する中、千夏は「悪者たちが罰せられたこと」こそが最も喜ばしいと語り、復讐は完全に幕を閉じました。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】第34話をネタバレありでわかりやすく解説する
はるなの最後の問い「ずっと復讐を計画してたの?」
物語は、32話で3人が連行される場面、あるいはその直後に遡ります。
すべての罪が暴かれ、破滅したはるなは、信じられないといった様子で千夏に最後の問いを投げかけます。
「千夏、あなたは何十年もカイトを育てながら、隠れて自分の娘(しおり)を育ててた」「ずっと復讐を計画してたの?」。
千夏の告白「最初から知ってた」
はるなの問いに対し、千夏は静かに、しかしはっきりと「そうよ」と肯定します。
そして、17年間(※動画内のセリフでは20年)隠し続けてきた、復讐の原点を語り始めました。
「最初から知ってた」。
「あなたたちが赤ちゃんをすり替え、私のしおりを寒空の中死なせようとしたって」。
千夏は、出産直後にすべてを知りながらも、すぐには行動しませんでした。
「でもしおりは私に似て生命力が強かった。そのおかげでしおりを助けることができた」。
17年前に捨てられた我が子を、千夏は自らの手で救い出していたのです。
そして、連行される3人に向かって、冷たく言い放ちます。
「もし(しおりが)助からなかったら、あなたたちの末路はもっとひどかったわ」「しおりに感謝しなさい」。
「克服できない差」と復讐の真意
千夏は、なぜ17年間も待ち続けたのか、その真意を明かします。
「私はあなたたちを告訴しなかった。確証があったの。私が絶対に勝つって」「しおりなら必ず成り上がれるって」。
千夏は、カイトとしおりを比較するように語ります。
「よく考えて。同じ年の二人の子が、同じ環境、同じ教育を受けた。一人は成功し、もう一人は…」。
同じ環境で育っても、結果は正反対でした。
「どんなに裕福な環境でも、克服できない差ってものがあるわ。何が足りなかったと思う?」。
千夏は、その答えを自ら示します。
『生きる強さよ』。
千夏の復讐は、単に財産を奪い返すことだけが目的ではありませんでした。
「私はあなたたち以下(明・はるな・カイト)がどこまで行けるかも見たかった」。
「あなたがそんなに冷酷なら、天国から地獄に落ちる味を味あわせてあげようとも思ったの」。
すべては、自分たちから全てを奪おうとした3人に対し、最も残酷で完璧な絶望を与えるために仕組まれた、17年越しの計画だったのです。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】34話を読んだ感想(ネタバレあり)
33話で大団円を迎えたかと思いましたが、今回の34話は、千夏の復讐に対する「答え合わせ」のような回でした。
はるなの「ずっと計画してたの?」という問いに対する、千夏の「そうよ」「最初から知ってた」という告白は、彼女の17年間の苦しみと、それを耐え抜いた強靭な精神力を感じさせ、改めて鳥肌が立ちました。
特に印象的だったのは、「同じ環境、同じ教育」を受けても、「克服できない差」があったという言葉です。そして、その差を『生きる強さよ』と断言したシーン。
カイトが「死にたくない」とナイフを向けたことや、明が「はるなが誘惑した」と責任転嫁したこと、そのすべてが、彼らに「生きる強さ」がなかったことの証明でした。
「天国から地獄に落ちる味を味あわせてあげようと思った」という言葉通り、彼らに全てを与え、絶頂の瞬間にすべてを奪い取った千夏の復讐計画は、完璧としか言いようがありません。物語の最後に、千夏の真意が明かされた、見事なエピローグでした。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】34話のネタバレまとめ
- はるなの「ずっと復讐を計画してたの?」という問いに、千夏は「そうよ」と肯定する。
- 千夏は「最初から(赤ちゃんのすり替えを)知ってた」こと、そして自力でしおりを助け出していたことを告白する。
- 17年間告訴しなかったのは、「私が絶対に勝つ」そして「しおりが必ず成り上がれる」という確証があったからだと明かす。
- 千夏は、カイトとしおりの差は『生きる強さ』であり、「天国から地獄に落ちる味を味あわせたかった」と復讐の真意を語る。
◁前の記事はこちらから

▷次の記事はこちらから



