tiktokでよく見る【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】正式名称『子供の命が絶え夫婦の幕が下りる』12話ネタバレ解説

ずっちー

11話では、記者会見の様子がライブ配信され、世論は千夏を応援し、裏切り者の3人を非難する声であふれていました。しかし会場では、明が「お前のゴミだ」とゴミを投げつけ、カイトは「生活費だ」と札束を投げつけるという、最後の屈辱を与えます。千夏は、床に散らばったゴミと札束を静かに見つめていました。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する

静かに立ち去る千夏と残された言葉

「なぜ私を恐れるの?」

記者たちが騒然とする中、千夏は冷静に彼らに問いかけます。

「何をするつもり?」「私は破産したわ。あなたたちはなぜ私を恐れるの?」。

すべてを失ったはずの千夏ですが、その態度は堂々としており、まったく動揺を見せません。

「お幸せに」

そして千夏は、勝ち誇った明、はるな、カイトの3人に向き直り、「これからは家族水入らずね」と静かに告げます。

カイトが投げ捨てた札束をゆっくりと拾い上げると、まるで心からの祝福を贈るかのように、「お幸せに」という言葉を残し、一人で会場を後にしました。

その背中には、絶望や悲しみではなく、何かを成し遂げた後のような静かな決意がみなぎっていました。

残された3人の温度差

勝利を確信する夫と息子

千夏が去った後、残された3人の間には微妙な空気が流れます。

愛人のはるなは、落ち着かない様子で明に話しかけました。

「ダーリン、私はあの女の下で長く働いてきたから彼女のことをよく知ってる」「あの女は簡単に屈するような人間じゃない」「何か計画があると思わない?」。

しかし、明は「あの女の全てはもはや私たちのものだ」「あの女に反抗できる余地など全くない」と、はるなの不安を一蹴します。

カイトも「そうだよママ、落ち着いて」「家宝も渡してしまった以上、あの女にもう切り札なんてないよ」と、完全に勝利を確信しきっていました。

千夏の恐ろしさを唯一知る愛人

夫と息子の楽観的な言葉を聞いても、はるなの不安は消えません。

「わからない。やっぱり怖い」。

はるなは、千夏という人間の本質を誰よりも理解していました。

「あの女は誰にも気づかれずにみんなを打ち負かすことができる人」「内田グループもそうやって築き上げてきた」と、千夏の本当の恐ろしさを語ります。

そして、はるなは明に「彼女を監視すべきだわ」と強く提案します。

「万が一、彼女に何か本当に企みがあったら、私たちは厄介なことになる」。

すべてを手に入れたはずの3人でしたが、千夏の存在が早くも彼らの間に不協和音を生み出していました。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】12話を読んだ感想(ネタバレあり)

第12話は、千夏が去った後の3人の会話が非常に印象的でした。

明とカイトは、財産も家宝も手に入れ、千夏を完全に破産させたと信じ込み、完全に油断しきっています。

一方で、はるなだけが「あの女は簡単に屈しない」と千夏の本質を見抜き、恐怖を感じているのが対照的です。

はるなは千夏の下で長く働いていたからこそ、千夏が「ただのバカ」などではなく、「誰にも気づかれずにみんなを打ち負かすことができる人」だと知っているのです。この3人の間に生まれた「温度差」こそが、千夏の復讐計画の次の段階なのだと感じました。

はるなの「彼女を監視すべき」という提案が、逆に千夏の仕掛けた罠にはまるきっかけになりそうで、今後の展開から目が離せません。

【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】12話のネタバレまとめ

  • 千夏は記者たちに「なぜ私を恐れるの?」と問いかけ、「お幸せに」と言い残して会場を去る。
  • はるなは、千夏が簡単に屈する人間ではないことを知っており、「何か計画があるはず」と不安を口にする。
  • 明とカイトは、千夏にはもう切り札はないと楽観視し、勝利を確信する。
  • はるなは千夏の本質的な恐ろしさを唯一理解しており、「彼女を監視すべきだ」と明に提案する。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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