tiktokでよく見る【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】正式名称『子供の命が絶え夫婦の幕が下りる』14話ネタバレ解説

13話では、千夏が住むボロアパートに明、はるな、カイトの3人が押しかけました。彼らは千夏の生活を「犬のエサ」と嘲笑し、生活費を月5000円に減額して投げつけます。さらにカイトは「3日後に『仲間しおり』と結婚する」と宣言し、新たな権力を見せつけますが、千夏は「へえ」と一言返し、全く動じませんでした。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】第14話をネタバレありでわかりやすく解説する
息子を絶賛する明とはるな
ボロアパートを訪れた3人は、千夏への侮辱を続けます。
はるなは、息子のカイトがビジネス界の新星である『仲間しおり』まで手中に収めたことを「息子よ、あなたは本当にすごい」と手放しで絶賛します。
夫の明も「もちろん、俺の息子は最高だ」と満足げに頷きました。
そして、千夏に対し、「カイトをここ数年、君に教わってきたけど、カイトが俺に似て嬉しいよ」「いい女の選び方を知ってる」と、自分たちの優位性をわざと見せつけるような言葉を投げかけます。
勝ち誇る3人と『最高の時間』
明の勝利宣言は止まりません。
「俺たちの最高の時間はまだまだまだ続く」と高笑いし、すでに全ての大物スターに結婚式の招待状を送ったことを明かします。
『仲間しおり』という絶大な影響力を持つ女性と息子が結婚すれば、「古川グループは必ず上昇する」と、自分たちの未来が盤石であることを確信していました。
彼らの狂喜乱舞ともいえる言葉に対し、千夏はただ静かに「最高の時間ね」「よかったわね」と、まるで他人事のように冷静に受け流します。
「ずっとここに閉じこもっていろ」
千夏の動じない態度が気に入らないのか、明はさらに千夏を侮辱します。
「そしてお前だ、俺の愛しき前妻」と呼びかけ、「お前は本当にここにぴったりだ」「これからずっとここに閉じこもっていろ」と、千夏をボロアパートに幽閉するかのような言葉を吐き捨てました。
はるなも「さすが元企業家、柔軟に対応できる」と、千夏の落ちぶれた姿をあざ笑います。
「続けてエサでも食ってろ」
さんざん千夏を侮辱し満足した3人は、アパートを去ることにしました。
明が「よし、もう十分だ。行こう」と言うと、カイトが最後の侮辱を千夏に浴びせます。
「続けてエサでも食ってろ」。
17年間育ててくれた母親に向ける言葉とは到底思えない、非道な一言でした。
明も去り際に「最高の時間だろ」と笑い、3人は勝ち誇ったように千夏の部屋を後にしました。
千夏の宣戦布告「あなたたちの最高の時間は、これから始まるの」
3人が去り、部屋に一人残された千夏。
絶望の底に突き落とされたかに見えましたが、彼女は静かに立ち上がります。
その表情に悲しみや屈辱の色はなく、むしろ何かを確信したような静かな怒りがたたずんでいました。
千夏は、一通の招待状を取り出しながら心の中で静かに宣戦布告します。
(まだよ。あなたたちの最高の時間は、これから始まるの)
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】14話を読んだ感想(ネタバレあり)
第14話は、明、はるな、カイトの3人の非道な言動が頂点に達した回でした。自分たちが千夏からすべてを奪ったというのに、わざわざボロアパートまで押しかけ、千夏の尊厳をこれでもかと踏みにじる姿には、怒りしかありません。
カイトの「続けてエサでも食ってろ」というセリフは、もはや救いようのない人間の醜さを感じさせます。
しかし、今回のハイライトは、何と言っても最後の千夏のモノローグです。
「まだよ。あなたたちの最高の時間は、これから始まるの」
この一言が、今までのすべての屈辱的な展開を「復讐のためのフリ」に変えてくれました。
彼らが今、絶頂であればあるほど、この先突き落とされる時の衝撃は大きくなります。千夏が仕掛けた本当の復讐は、まさにここから始まるのだと確信し、鳥肌が立ちました。
【この命途絶えて夫婦の幕はおりる】14話のネタバレまとめ
- 明とはるなは、カイトが『仲間しおり』と結婚することに狂喜し、自分たちの『最高の時間』が続くと勝ち誇る。
- 明は千夏に対し、「お前はここに閉じこもっていろ」と、ボロアパートから出ることを許さないかのように侮辱する。
- 3人はアパートを去り際に、カイトが「続けてエサでも食ってろ」と言い捨て、千夏をあざ笑う。
- 一人残された千夏は、絶望するどころか、「まだよ。あなたたちの最高の時間は、これから始まるの」と静かに反撃を誓う。
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